筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

セラピスト養成スクール

RamthaGroupでは、筋筋膜性疼痛症候群の視点を取り入れ、痛みや不定愁訴を的確に治療できる治療体系を構築し、それを治療家の方々に提供しています。

トリガーポイント・セラピスト養成講座の概要

  1. ベーシック(未経験の方や、トリガーポイント治療の基礎を身につけたい方を対象した講座です。)
  2. アドバンス(トリガーポイント整体を確実に実践できるプロを養成講座です。)

【募集中の講座】

ベーシック講座

アドバンス講座

私たちが果たせる重要な使命

現在の医療には筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の概念がなく,筋骨格系疾患を中心に誤診による治療が行われています。その為患者さんのQOLの改善度が低く,それを背景とした医療事故も起きていると言わざるを得ません。
私たちが受けている標準的な医療にはかなり誤謬が見られ,トリガーポイント・セラピーを修得することで,それを正して行く大きな役割を担う事ができると確信しています。

その為治療家を目指す方々に、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)についてしっかり学んで頂き、痛みで苦しんでおられる多くの患者さんの顔に微笑みを取り戻して頂きたいと思っています。

そこで、ラムサグループではトリガーポイント・セラピー講座を開催しています。

トリガーポイントセラピー講座は治療経験のない一般の方も参加しやすい基礎講座と、既に治療家として活躍している方を対象として、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の理論に基づいた、痛みを緩和する治療法を学習していただくプロ養成講座から構成されます。

的確に診断ができる知識と診断技術の習得

「痛み治療」には「指圧」「筋膜リリース」「PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)」など様々なテクニックが使用されますが、痛みやコリを効果的に軽減、消失させるには、「どの治療法を」「いつ」「どこに」使うのかという診断を的確に行わなければなりません。

身体は内外の変化に対してユニットとして対応していますので、患者さんが現在感じている痛みやこりにとらわれず、最初に生じた障害やトリガーポイントを見つけ出さなければなりません。これには問診、動診、触診の知識と技術が必要です。問診、動診、触診を通して、治療の対象部位、治療法の選択、手技の使用時期などを判断し選択を行います。

機能の変化をキャッチする

痛み医療に関わる方は、「構造的アプローチから機能的アプローチ」というパラダイムシフトをしなければなりません。 「椎間板ヘルニア」「軟骨のすり減り」といった構造的な変化は、臨床的な症状とは関係がない場合が多いのに対し、機能の変化は臨床的な症状に直結していることが多いため、私たち治療家は「機能的変化」をキャッチできなければなりません。

詳しくは「構造的アプローチから機能的アプローチへ」を参照下さい。⇒

機能の変化をキャッチする「感覚」は、あくまでも主観的なもので共有しにくいため科学的根拠になりにくいのですが、機能の変化を捉えるにはなくてはならないものです。そして痛み治療にはこの感覚が何よりも武器になります。機能の変化をキャッチできる感覚を磨くことは痛み医療に欠かせない要素です。

機能障害の連鎖を知る

「筋の異常なパターン」や「外傷」「内臓の機能障害」などは、身体のどこかにブロックを生じさせ、そのブロックされた部位を補償するために「過度の運動性」が生じます。そしてこの過度に使用された部位には筋の障害が生じやがて二次的なブロックを生じさせるようになります。このように機能障害は次々に連鎖を起こして行きやがて全身性の問題となってきます。

また分節単位では「運動機能」「内蔵機能」「筋(トリガーポイント)」「皮膚」などは互いに影響し合うため、その関連性の評価が必要となります。特に脊椎(運動系)と内臓の相関作用については、予想すべき可能性がいくつかあります。

  • 脊柱(運動系)が内臓疾患と誤認されるような症状の原因となっている。
  • 内臓障害が運動系のいずれかの罹患と紛らわしい症状の原因となっている。
  • 内臓疾患が分節における反射反応の原因となっている・(運動分節のブロックを含む)
  • 分節運動制限の原因だった内臓疾患は治癒したが、ブロックが残ったため内臓疾患と紛らわしい症状を作っている。
  • 運動分節の障害が内臓疾患の原因となっている。(潜在性の罹患の場合もある)

痛み治療を的確に行うには、このような機能障害の連鎖への深い理解が必要です。

ベーシック・コース

特徴

  • 未経験の方で、整体セラピストとしての手技、知識を身につけたい方を対象とし、プロとして活躍できる為のスキルを徹底指導します。
  • 筋筋膜性疼痛症候群の基本的な考え方や、トリガーポイント治療法、痛み治療のベースとなるスキルを指導します。
  • Ramtha福岡では、随時入校でき、ご自分のペースで受講することができます。

知識・理論

  • 痛み治療に関する知識、用語
  • 関連痛領域と連鎖について
  • トリガーポイントと不定愁訴
  • 疼痛緩和姿勢
  • 痛み治療のあるべき姿・手順
  • 認識療法
  • 認知療法

技術・治療法

  • 癒しのスキル
  • トリガーポイントの検索法
  • PIR(肩関節・斜角筋など)
  • カウンターストレイン(菱形筋・腓骨筋など)
  • 症状別治療法の基礎(腰痛・肩こり)
ベーシック・コースの様子(1)

ベーシック・コースの様子(1)

ベーシック・コースの様子(2)

ベーシック・コースの様子(2)

時間・回数

・2時間×15回  合計30時間

受講料

・63,000円 (消費税込み)

スケジュール

ベーシック・コース スケジュール

アドバンス・コース

目的

  • 痛み治療のプロとしての、人間性、知識、技術、傾聴力を身につける。
  • 障害の連鎖、痛みの連鎖を推定し、それに応じた治療ができるプロの養成。

知識・理論

  • 関連痛と活性化、不活性化
  • 分節リンクの連鎖
  • 問診、触診、検査法の習熟
  • トリガーポイントの検索法の習熟
  • 痛みの原理
  • 閾値と感作、脱感作
  • 脱トリガーポイントの視点
  • 疼痛と精神心理学
  • 傾聴技術
  • カウンセリング
  • 認知行動療法

技術・治療法

  • 重力反応タイプ別調整法
  • 前方牽引姿勢の修正法
  • リンパ液停滞の解放
  • 過敏性解除法
  • PIR(腰方形筋・腸腰筋・胸鎖乳突筋・ハムストリング筋・梨状筋・胸筋など)
  • カウンターストレイン(頸部・腰部・背部・腸腰筋など)
  • 関節モビライゼーション
  • 内臓機能回復テクニック
  • チャップマン反射
  • 腰痛治療法
  • 四十肩治療法
  • 寝違え治療法
  • めまい・頭痛治療法

主なカリキュラム

・トリガーポイント整体法の背景と原理
1.痛み医療の現状と問題点
2.痛みの生理学
3.筋筋膜の生理学
4.慢性痛症と中枢感作
5.ユニットとしての人体

・筋筋膜性疼痛症候群(MPS)について
1.トリガーポイントの生理学
(1)トリガーポイントの成り立ち
(2)臨床的特質
(3)トリガーポイント三段階
(4)痛み方の3種類
(5)検査所見
(6)局部治療への反応
(7)筋膜以外のトリガーポイント
(8)内蔵機能障害とトリガーポイントの関係
2.筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の問題点

・診断学
1.治癒力総論
2.問診
3.診断と検査
4.診断に於ける疼痛学
5.診断のための周辺知識

・診察法
1.トリガーポイントの検査
2.動診法
3.テスト

 

・治療法
1.トリガーポイント治療の原則
2.筋筋膜へのアプローチ
(1)虚血圧迫
(2)筋膜リリース
(3)操体法
(4)PIR(等尺性収縮)
(5)カウンターストレイン
3.関節、靱帯へのアプローチ
1.関節マニュピレーション
2.関節モビライゼーション
3..靱帯モビライゼーション
4.間接法
(1)隔膜調整
(2)ボウストリング
(3)内蔵機能回復テクニック
(4)エネルギー調整
5.自己治療法
(1)活性化要因の改善
(2)永続化要因の矯正
(3)日々の手入れ法
6.症状別治療法
(1)頭頚部の症状と治療法
1-1.頭痛、ふらつき、頭位性めまい、寝違え
1-2.歯痛、耳鳴り、難聴、顎関節症、舌痛症
(2)肩胛帯、胸部の症状と治療法
2-1.慢性気管支炎、空咳、喘息
2-2.肩こり、五十肩、神経腕痛
(3)上肢の症状と治療法
3-1.手根管症候群、テニス肘、ゴルフ肘
3-2.腱鞘炎、バネ指
(4)腰背部の症状と治療法
4-1.背部痛、腰痛、臀部痛、尾骨痛、腹部痛
4-2.股関節痛、ハムストリング筋痛
(5)下肢の症状と治療法
5-1.大腿部痛、膝関節痛、ふくらはぎの痛み
5-2.脛の痛み、こむら返り、足首の痛み
5-3.踵の痛み、足底の痛み

時間・回数・受講料

  • 3時間×17回
  • 189,000円(消費税込み)

 スケジュール

トリガーポイント・セラピー アドバンス・コース スケジュールを参照願います。