筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

トリガーポイント・セラピー講座in京都 ②

6月12日~13日に、京都でのトリガーポイントセラピー講座の2回目を行いました。

今回からおかもと整骨院(大阪府豊中市)の岡本先生が参加される事になりました。ここで、今回の参加メンバーを紹介させて頂きます。

  • 平川憲秀さん(平川接骨院院長・柔道整復師・鍼灸師)
  • 林 宏和さん(平川接骨院副院長・柔道整復師・鍼灸師)
  • 村岸義太さん(平川接骨院勤務・柔道整復師)
  • 高橋 緑さん(平川接骨院勤務・柔道整復師)
  • 江原吉昭さん(江原鍼灸整骨院院長・柔道整復師・鍼灸師)
  • 稲川大輔さん(名倉堂接骨院院長・柔道整復師)
  • 宮前一公さん(みやまえ整骨院院長・柔道整復師)
  • 谷山賢治さん(白雲堂鍼灸整骨院院長・柔道整復師)
  • 岡本英雄さん(おかもと整骨院院長・柔道整復師)

第2回目のテーマは「連鎖」です。

身体は内外の変化や障害に対して、ユニットとして対応しますので、身体のどこかにトラブルが発生すると身体全体に何らかの変化が生じます。その変化に一定のパターンがありますので、変化をチェックすることでどのような連鎖が起きているかを推定することができます。

例えば、大胸筋や小胸筋にトラブルが発生し、筋の緊張やトリガーポイントが生じた場合、上背部の筋が引っ張られて緊張するという連鎖が生じます。背部に凝りや痛みを感じるようになった患者さんはこれを訴えます。触診すると確かに緊張していますし、指圧したりマッサージをすると気持ち良く感じます。指圧やマッサージを受けた患者さんは確かに楽になるのですが、またすぐに凝りを感じるようになります。

 これは背部の緊張が胸部のトラブルによって引き起こされた二次的なものだからです。この場合、患者さんの訴えは背部でも、胸部の筋を処理することで、背部の筋に触れることなく背部の緊張は緩和します。

このように障害の連鎖を把握することは痛み治療において重要な要素です。患者さんが訴えている部位だけにとらわれず、連鎖をチェックすることで、元となっている障害に近づいて行くことが大切です。

ramtha / 2010年6月17日