筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

Ramtha Groupの研修会

Ramtha Groupは、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の考え方に基づき、痛みで困っている方によりよい治療法を提供して行く事を基本理念としてしています。そしてその考え方に賛同し、一緒に行動を共にしてくれる仲間でグループを形成しています。今回はそのメンバー(私を含め4人ですが・・・)で、合宿の研修会を、緑と新鮮な空気に囲まれた、阿蘇黒川温泉にある貸別荘で行いました。

トリガーポイント・セラピーを効果的に行うには、何より機能障害への深い理解と、機能障害を的確に診断するスキルが必要です。そのスキルを高めるためには、常に知識の習得と診断技術の錬磨を行わなければなりません。

まず今回の研修会の3つのテーマについて説明を行いました。

  1. 機能的アプローチの重要性の再確認
  2. 機能障害を深く理解する
  3. 脱トリガーポイントの視点

トリガーポイント・セラピーを極めようとしているのに、「脱トリガーポイントの視点」というのは奇異に感じられる方も多いでしょう。トリガーポイントが起こす「関連痛」や「自律神経症状」は痛み治療においてとても重要なのですが、症状に直結したトリガーポイントにこだわりすぎて、「連鎖」という視点を見失うと治療がうまく行かない場合が多いのです。その点を再確認する意味で今回の研修のテーマとして「脱トリガーポイントの視点」を取り上げました。

続いて機能障害や症状の連鎖について知識を深めるための座学を行いました。

この3つのテーマに基づき、「全体的治療法」「連鎖の見方と治療法の選択」「治療法の再確認」など、スキルのレベルアップを実習形式で行いました。

下記画像は腸腰筋下部の治療法の一つで、カウンターストレインの考え方を援用した治療法です。

1日目の研修が終わった後、近くの地鶏専門店で、トリガーポイント・セラピーについての意見交換や近況報告などを行うなど、懇親を深めました。

2日目の研修では、臨床例を元に連鎖の見方や治療法の選択について検討しました。

福岡への帰路、筑後川に幻想的なもやが掛かっていました。

ramtha / 2010年7月2日