筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

「悟り」

ふりかえってみると、七十才代までは飯塚の街中まで歩いて往復していたが、八十代になってから足腰が急に衰えるようになってきた。

明治小学校時代の同級生が次々に旅立つに至って、近頃は自分に順番が廻ってくるのも間もなくのことだろうと思っていた。

しかし、不思議なことに、昨年、九十の坂を越してからは、平坦な道の続く高原に上がったような気分がして、歩いている道の先には濃霧の垂れ込めた曖昧模糊とした風景が広がっている。その先には目も眩むような断崖絶壁が待ち受けているのだろうが、幸いにしてまだそれは見えない。

賢明な人なら、さしづめ悟りを開いた境地というところだろうが、凡人の自分は、煩悩渦巻く俗世へ引き戻されたのかも知れない。

寿命の事は所詮知りえないことで、考えても始まらない。どこまで続く道かわからないが、辞書をめくりワープロの操作が出来るかぎりは楽しむとしよう。

(平成二十五年 一月五日)

 

 

 

 

 

 

ramtha / 2013年2月18日