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「水危機と贅沢な風呂」

今朝の毎日新聞に「水危機 アジア最も深刻」と題する国連報告記事が記されている。

そこに「世界五地域の一人当たりが利用できる水量」(2012年時点 国連アジア太平洋経済社会委員会分析)を次のように表示し解説(抜粋)している。

・中南米、カリブ海 31,520立方メートル
・北米       17,060立方メートル
・欧州        5,376立方メートル
・アフリカ      5,164立方メートル
・アジア太平洋    4,817立方メートル

水は健康の確保と共に食料生産や公共活動などの経済成長に欠かせないが、中東から日本、豪州までのアジア太平洋地域(約50カ国)では急激な経済成長と人口増のために水不足が深刻化している。 2050年には約4,100立方メートルまで減ると指摘されている。
さらにアジア太平洋地域では、この40年余りに自然災害で約200万人が無くなっているが、その93%が豪雨や台風、干ばつなど水関連の災害であった。

アジア太平洋地域は他地域に比べて安全な水の入手が難しく、豪雨など水害の犠牲者も多い。水の有効利用を目指す施策に投資していかなければならない。

水の豊かな日本に住んで、海外へ出て行くこともない私は、こんなこととはちっとも知らなかった。考えてみれば、13億の人口を擁する中国の近年の目覚ましい経済発展だけでも、この地域の水消費量の増加が凄まじいものであろうことが容易に推測される。

日本でも、戦後の経済発展で庶民のライフスタイルはすっかり変わり、水の消費量は戦前の数倍、いや数十倍にもなっているに違いない。

早い話がトイレの水洗化、アパートなどの賃貸住宅を含め、戸毎の風呂とシャワー、洗濯機の普及、自家用車の水洗いなどは、すべて戦前には無かったことである。

思えば昔の入浴は、炭鉱の共同浴場や町の風呂屋を利用し、洗濯といえば、盥(たらい)の前にしゃがみ込んで、刻み目のある洗濯板で、衣類をゴシゴシ押し洗いしたもので、その度に腰が痛くなったことが思い出される。

私は、長年水に恵まれた飯塚市に住んでいるので痛痒を感じることもなかったが、人口の急増した福岡市では給水制限が行われたことも、幾度かあったようである。

考えてみれば我が家など、老夫婦2人きりの住まいにも関わらず、毎晩風呂を沸かしている。洗面もままならないアフリカの砂漠地帯の住人からすれば、贅沢の限りと言われても仕方がない。日本だからこそ誰にも非難されずに済んでいるが、世界には通用しないことに違いない。
しかし平和な日本で湯船でくつろいでいる時、毎度日本に生まれた幸せを実感している。
今夜もそろそろ風呂に入るとするか。

(平成二十七年四月六日)

ramtha / 2015年7月10日