筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

「うるう秒」

通常は一年三六五日であるが、四年に一度、一日を加えて閏年とし、この年にオリンピックが開催される事は子供の時から知っていたが、どうしてそんなことをするかについては、地球が太陽を一周するのは三六五日と五時間余りで、その誤差を修正するためと聞いていたが、その詳細は知らない。

また明治五年十二月に太陽暦を導入するまで日本では月の満ち欠けによる太陰暦を使用していたが、太陰暦では、季節との誤差を修正するために閏月が設けられていたとも聞いている。
ところが今日の毎日新聞では「うるう秒存廃で攻防」と題する記事が載っている。
「うるう秒」とはなんだろう。とりあえず記事を読む。

今年七月一日、午前九時の直前に「うるう秒」の一秒が挿入される。時間の基準になっている精密な原子時計による「原子時」と地球の自転を基とした「天文時」とのずれを調整するためだ。この一秒の存廃が今、世界の議論になっている。時間の調整の手間などを理由に日米などが廃止を求めているのに対し、ロシアなどは存続を主張する。十一月の国連機関の
会合で「一秒」を巡る攻防の結論が出る見通しだ。

うるう秒の挿入は三年ぶり。地球の自転は不規則にわずかずつ遅くなっているため、うるう秒を入れずに放置すると、数万年後には「時計は正午だが太陽は沈んでいる」という事態も起こりうる。このため、国連機関の国際電気通信連合(ITU)がずれの幅が一秒に近付くと挿入を決めている。

うるう秒は世界で一斉に実施され、今回日本では七月一日午前八時五九分五九秒と午前九時ちょうどの間に午前八時五九分六〇秒を入れるが、平日の始業時間を直撃するため社会活動への影響が心配されている。日本で平日の日中にうるう秒が挿入されるのは十八年ぶりだ。

近年は株式や為替の取引が千分の一秒単位で推移するなど「一秒の価値」が増大。うるう秒挿入は不定期で、実施に伴う準備に手間がかかる。前回二〇一二年のうるう秒挿入では、一部のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でシステム障害が起き、関連が指摘された。このときは日曜日だったが、平日にコンピューターシステムなどに障害が起きた場合はビジネスや生活の影響も大きい。

そこで日本や米国は、僅かなずれを補正するより、廃止した方がメリットが大きいと主張している。五〇年間で見れば、原子時とのズレは三五秒にとどまり、影響は限定的と見るためだ。日本標準時を決めている情報通信機構(NICT)によると、他に仏、中、韓などが廃止を主張する。

一方、ロシアは時刻の衛星測位システムがうるう秒を前提にしており、廃止されれば改良に膨大なコストがかかることなどから存続を求める。グリニッジ王立天文台を擁し、天文時の伝統を持つ英国も「うるう秒は廃止せず、原子時と共存させる」と存続の立場だ。

この記事で私を教えられたこと、感じたことなど書き留めておくことにする。

① 地球の自転が不規則ながら次第に遅くなっているとは知らなかった。次第に遅くなっているということであれば何億年先のことか分からないが、いずれは停止するのではないか。

もし停止したとき、太陽に面した半球は昼ばかりとなり反対側は永久に夜が続くことになるのだろうか。

また、そのとき日本はどちら向きになるのだろう。できれば暑からず寒からずの朝か夕方ぐらいになる位置であってほしい気がする。

しかし、考えてみれば、その時自分自身はもとより、人類は地球上から姿を消していて、そんな心配をしても無意味な事と笑われる話かな。

② うるう秒が取り入れられた場合、午前八時五九分六〇秒とタイムカードに記載されたサラリーマンは遅刻扱いになるのだろうか。

③ 株式部売買などに無縁な私は千分の一秒単位で株価が上下しているなどちっとも知らなかった。それにしても株式の売買に関わっている人達は緊張の連続で、気の休まる時があるのだろうかと他人事ながら気になることである。

もっとも株取引にはまるほどの熱心な人は、金儲けよりも、市場での勝ち負けに生きがいを感じているのかもしれない。

(平成二十七年六月十四日)

ramtha / 2015年11月30日