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「スーチー女史の豹変」

全世界の注目する中、ミャンマーの総選挙が行われた。長年ミャンマーの民主化を唱えて活動してきたアウンサン・スーチー女史が率いる野党「国民民主連盟」(NLD)がティンセイン大統領の与党「連邦団結発展党」(USDP)に大差をつけて勝利することが明らかになった。その結果政権交代が行われ、スーチー女史が大統領に就任するものと思っていたが、そうはいかないらしい。

詳しい事は知らないが、ミャンマーの憲法では、外国籍の親戚を持つ人物が大統領に就任できないと言う。彼女にはイギリス国籍の子供があり、この規定に抵触するためらしい。
ところがスーチー女史は、NLDが政権をとれば、大統領に就任しなくても重要政策は自分が決めると発言した。これに対して与党USDPは「どこにそんな国があるのだ」と猛反発している。
ミャンマーは、長年軍の支配下にあり、自由を制限されてきた国民の大多数は、スーチー女史を支持しているようだが、正規の大統領の上に実験を握るスーチー女史を戴くような体制では、今後この国の運営がうまくいくと思えない。

これまでは、今まで民主化を主張してきたが、政権を握った途端、独裁体制に豹変すると宣言しているわけで、政治的詐欺と言われても仕方がない。外国の事だから、我々にはさしたる影響もないことだが、民主化運動の英雄としてもてはやされてきただけに、無関係な私たちまで裏切られたような後味の悪い思いがしてならない。

(平成二十七年十一月十四日)

ramtha / 2016年2月24日