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(3)グローバル化

昭和五四~五七年の世界史の重要事項を拾って見る。

昭和五四年

・パーレビ王朝が崩壊したイランのイスラム革命。
・イギリスでは保守党のサッチャー内閣登場。
・韓国では朴正煕大統領が暗殺される。

昭和五五年

・ユーゴのチトー大統領死去で国内流動。
・イランーイラク戦争開始。昭和六三年停戦。

昭和五六年

・ポーランド「連帯」自主管理を基礎とする方針決定。
・エジプトのサダト大統領暗殺される。

昭和五七年

・フォークランド戦争、アルゼンチン英国に降伏。
・ソビエト連邦のブレジネフ書記長死去。
などの事件が発生しているが、当時は未だ外国のことと聞き流して居た。

次に平成十三年~二十年について同様に世界史的事件を拾い上げてみる。

平成十三年

・米国で同時多発テロ発生、貿易センタービル崩壊。
・米国アフガニスタン侵攻。

平成十五年

・仏・独・伊などの反対を押し切り米・英、イラクへ攻撃開始。第二次イラク戦争勃発。

平成十六年

・モスクワ地下鉄で自爆テロ 死傷者多数。
・スペインで地下鉄同時多発テロ。
・イラクで日本人三人拘束されるも後日釈放される。

平成十七年

・北オセチアでチェチェン過激派による小学校人質事件。
・イラクで日本人青年拘束され後日殺害される。
・中国各地で反日デモ多発。
・ロンドンでイスラム過激派による同時多発テロ。
・インドネシアーバリ島でイスラム過激派爆弾テロ。
・フランスでイスラム系移民暴動頻発。

平成十八年

・北朝鮮ミサイル発射。
・イスラエルとレバノン・ヒズボラ戦闘激化。
・北朝鮮地下核実験。
・北京で六ヵ国協議。

平成十九年

・エチオピア軍の支援でソマリア暫定政府イスラム原理主義勢力撃退。
・ブッシュ政策に反抗しイラクでテロ激化。
・北京での六ヵ国協議一応合意。
・日朝正常化交渉ハノイで開催、北朝鮮一方的に中断。
・金属盗難多発。中国近代化による需要増大が原因?。
・北九州小学校運動会中止。中国の大気汚染流入?
・英国でテロ多発。イスラム過激派?

平成二十年

・中国産冷凍ギョウザ中毒事件発生。
・米国環境保護団体シーシェパード日本捕鯨船を襲撃。
・チベットで暴動発生。
・北京五輪聖火リレー、ロンドン・パリで妨害される。
・中国・四川省で大地震、死者・行方不明二万人以上、日本、救助隊派遣する。
・厳戒体制下、洞爺湖・環境サミット開催。
・グルジア紛争勃発。
・中国・クチャでテロ事件。
・米国証券会社リーマンブラザーズ倒産、世界金融恐慌。
・インド・ムンバイでイスラム過激派テロ。
・太宰府・歴史資料館で日中韓首脳会議。
・イスラエルーパレスチナ戦闘再開。

平成二一年

・昨年ソマリアに拘束されていた国際医療援護会の赤羽圭子さん解放される。
・豪州、熱波46℃。山林火災で死者三百人?
・ソマリア海賊防衛に自衛艦出動。
・ロンドンで金融サミット。

この間の記録では、国際間の紛争やテロ、国際首脳会議、あるいはリーマン・ショックによる世界金融恐慌などのような、人間活動のグローバル化が目につく。

言葉の上でもオイルショック・サイバーテロ・ホームステイ・鳥インフルエンザなど、国境を跨いだ新しい言葉が平成二五年版の広辞苑に登場している。

幕末から明治維新へかけての開国は、日本に大きな影響を及ぼしたが、この二十五年間のグローバル化は、その数十倍、いや数百倍もの変化をもたらし、なおその勢いは今後さらに加速するものと想われる。

ramtha / 2017年5月8日