筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

手術まで覚悟した坐骨神経痛が2週間で改善 Yさん(48歳女性)

症状の経過

11月頃からお尻や膝裏に痛みを感じ始め、近くの整形外科を受診。痛み止めと湿布薬、電気治療を続けましたが、寒さが厳しくなった2月頃からはかなり強い痛みを感じるようになりました。   

国立の脊椎専門病院を受診したところ「椎間板ヘルニア」と診断されました。「手術するほどではないのでしばらく様子をみましょう。」と言われ今までと同じような治療を続けたそうです。

その後一進一退を繰り返していましたが、梅雨が始まった6月末からは強烈な痛みに変わり、会議の席上で椅子に長く腰掛ける事ができなくなってしまいました。家庭での料理や洗濯も痛みが辛くてできなくなり、日常生活にも支障が出てきました。

病院の先生は「後は手術しかありませんね。」という事でしたので、「この痛みが無くなるのなら手術を受けようか・・・」とも思っていましたが、以前セラピーを受けた事があるRamthaを思い出し相談に来たとの事でした。

施術

まず、「椎間板ヘルニア」と坐骨神経痛は関係がないという話を聴いて、「手術を受け無くて済む・・・」ということで、とにかくホッとしたというのが第一声でした。

Yさんの場合は腰痛と同時に膝裏で強い痛みを感じられていましたので、施術では腰方形筋から小臀筋のTPを弛め、さらに内腿から膝裏のTPを不活性化するTP治療を行いました。Yさんは終わった時は脚がずいぶん軽くなったのを感じたと喜ばれました。

図は 『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用

翌日には痛みがかなり軽くなっていましたが、時間が経つにつれ痛みが戻って来たということで、その後数回のトリガーポイントセラピーを行いました。2週間ほどで、普段通りに日常生活を送る事ができるまでになり、痛みも感じなくなったということで治療終了。

Yさんの場合、痛む状態が長く続いた為、過敏性が増し、ちょっと触れるだけで強い痛みを感じるようになっていました。このような時は出来るだけ患者さんに負担をかけないように過敏性を低減させて行かねばなりませんので施術回数が増えます。

ramtha / 2010年3月29日