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十月二十七日「反語的表現」

今日の毎日新聞の、自民党大勝「北朝鮮のおかげ」と題する囲み記事では、「麻生副総理が発言 野党反発必死」というサブタイトル付で次のように伝えている。

麻生副総理は自民党議員のパーティーであいさつし、衆議院での自民党大勝に関し、北朝鮮情勢を念頭に「明らかに北朝鮮のおかげでもありましょうし、いろんな方がいろんな意識をお持ちになられた」などと述べた。
安倍晋三首相は選挙戦で、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応に万全を期す姿勢を訴えた。麻生氏は北朝鮮の脅威が投票行動に影響したとの持論を展開したが、「おかげ」という言葉は情勢の緊迫化を歓迎しているとも受け取られかねず、野党は反発しそうだ。

①この記事を書いた記者は、「反語的表現」を知らないのかと、その知的水準のお粗末さに呆れたことである。でなければ、強いて記事にするためとしか考えられない。

まして、「野党は反発しそうだ」とは、野党を赤子扱いしたもので、野党の皆さんに失礼ではないか。

②新聞社の編集部は、「そんなことを一々考えている暇など、一刻を争う新聞社には無い」というに違いない。 まさにその通りで、その忙しい中で誤り無く記事を書くのが、プロとしての新聞記者のプライドではないか。

ramtha / 2018年3月31日