筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

「自力整体」との出会い

インターネットで整体関連の本を検索していて見つけたのが、「自力整体法」でした。整体を生業としている私にとって、「自力は関係がない」と思いましたが、著者の矢上裕先生を以前勉強した操体法のビデオで存じていましたので、どんな事を書いておられるのか読んでみよう、という軽い感じで購入しました。

 しかし、前書きに、『すべてにおいて、他人まかせの治療では、一時的には痛みや苦しみを和らげる事が出来ても、その元になっている原因は改善されておらず、症状はぶり返し、やがて慢性化し持病となって行く』と書いてあるのを読んで、整体治療に来られている方々の状況とピッタリと合致していると感じました。

そこで早速自分自身で試してみようと、毎日1時間あまり、本を見ながら自力整体に取り組み、食生活も玄米菜食に切り替えました。すると、3週間ほどで158あった最高血圧が128まで下がり、体重も2ヶ月で10kgも減りました。身体が引き締まってきて、朝の目覚めが爽やかになってきました。

それまで、血圧は高めでしたが、その他は「そんなに悪いところはない」と感じていました。しかし身体がスリムになり、軽くなってくるにつれて、今までは身体の流れの悪さや、不調に気づいていなかっただけだと分かりました。現代の私たちの多くは、「良い生活習慣で暮らしているとは言えないが、特別悪い生活習慣ではない」と思っています。社会全体が良くない生活習慣で過ごしている為、悪く見えないだけと言うことです。

また、近代医学の発展に目を奪われて、医学はどんな病気も治してくれると過信している点も、日常の生活習慣を見直さない原因の一つだと考えられます。よく考えてみれば、脂肪や動物性蛋白を過剰に摂り、体内の老廃物の排泄するような運動も努力もしないで病気になったら、それを改めない限り、薬や病院に頼っても治りようがないのは当然の事です。しかしこの当たり前の事が当たり前ではなくなっている事が問題なのです。

ワークを通して実感されたことを周囲のご家族や同僚、お友達にお伝え頂き、社会全体の意識変革して行きましょう。これは私たち自身の個人的な問題ではなく世代間を超えた大きな問題なのです。

 参考書籍 矢上裕著「自力整体整食法」新星出版社刊
          「自力整体法」新星出版社
          「自力整体入門」PHP研究所
          「自力整体法の実際」健康双書      
          「足腰、ひざの痛みを治す自力整体法」健康双書

ramtha / 2005年12月31日