筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

手根管症候群

症例 07-08 「手根管症候群」 (50歳代 女性)

 今週のワークのテーマを「手根管症候群」と決めて、説明用の資料ができあがった頃
偶然の一致とも思える患者さんが飛び込んで来ました。

【経過・症状】

 30年以上前から両手に違和感があり
若い頃の親指の異常から始まり、それが両手の痺れ、ばね指、筋力低下と
年々症状が悪化してきた。

 これまでに5回ほど手術を奨められたが断り続けてきた。
これまでどうにかこなしてきた家事がいよいよできなくなり
医大病院を受診、やはり手術しかないと言われた。

 しかし、どうしても手術を受けたくないと友人に相談したところ
当教室を紹介されたとのこと。

 「筋・筋膜痛症候群」で手根管症候群をとらえると、
回内筋、肩甲下筋にトリガーポイントが生じていると考えられるので
これらの筋肉を触診すると、身を捻って逃げるほどの圧痛点があった。

 その圧痛点をゆっくりほぐすと、曲がらなかった指が曲がり始め本人も驚いていた。

 その後、前腕、上腕を触診して行くと、上腕三頭筋がガチガチになっていた。

 とりあえず、回内筋、回外筋、肩甲下筋の指圧法とストレッチ法を指導して、1週間後に状況を見ることにした。 

ramtha / 2007年3月13日