筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

背中の痛みと関連痛

昨日は30代女性、そして本日は70代女性が
全く同じような症状で当方に相談に来られました。

症状は「背中の強い痛み」です。

「どの辺りが痛まれますか?」と尋ねますと
お二人とも肩胛骨の下端から少し下がった辺りを
手を背中に回して指さしされます。

70代の女性は仰向けに寝ようとする時に強く痛み
真っ直ぐに寝てしまうと痛みはなくなります。
また、寝返りを打とうとしたり、起き上がる時にも強く痛みます。

その痛みの為、近くの整体院で施術を受けたそうです。
痛む辺りを押して頂くととても気持ちよく
「これで治るかも知れない・・・」と思ったそうですが
施術後に起き上がるときには今までと同様に痛んだという事です。

このような症例は何度も診てきましたので、
すぐに「腹直筋」や「大腰筋」のトリガーポイントが起こす関連痛だと判断できます。

背中の痛みの代表は腹直筋や大腰筋で、その他広背筋や後鋸筋なども候補になりますが
「寝返りを打つときに痛む」という場合は
腹直筋のトリガーポイントが起こしている事が多いように感じています。

このような痛みで来られた方に
「原因はお腹側にあると思います」とお伝えしたら、
多くの場合、「え~???」(そんなことはないでしょう・・・)
というような表情をされます。

そこで、「関連痛」の説明を必ずするようにしています。
「トリガーポイント・マニュアル」で図示してある関連痛の中で
もっとも遠くまで痛みを放散するのはヒラメ筋のトリガーポイントが起こす関連痛で
なんと同側の頬に痛みを作ります。
この例やアイスクリーム頭痛のお話しをして
関連痛に対する理解を深めていただきます。

その上で腹部の筋に強い痛みを発するトリガーポイントが見つかり
そのトリガーポイントを不活性化すると
背中の痛みがウソのように無くなる経験をされると
関連痛を、身を以て理解されるようです。

関連痛の現れ方を学ぶことが
原因筋の把握には大事なことなのですが
痛みの原因となっているトリガーポイントを
的確に見つけ出す触診技術はさらに重要です。

腹直筋のトリガーポイントは
仰臥位では見つかり難いことがあり
座位であれば的確に見つけ出すことができます。

ramtha / 2009年9月30日