筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)とは?

筋筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome:MPS)とは

「筋筋膜性疼痛症候群(きん きんまくせいとうつうしょうこうぐん, Myofascial Pain Syndrome:MPS)」は筋や筋膜などに生じるしこり(トリガーポイント)により痛みをはじめとする、さまざまな症状を引き起こされる病気です。

「筋筋膜性疼痛症候群」というのは聞き慣れない言葉かもしれません。しかしこの概念はすでに1980年代から知られており、私たちの腰痛や肩こりなどの様々な痛みやこりの95%は、この筋筋膜性疼痛症候群であるとされています。しかしこの症状に関して、科学的に信頼できる原因が明らかではなかったこと、診断基準も正式に認定されたものがなかったことなどから、現代医学から取り残された状態となっています。

その為、医学部でその事を学ぶ事もなく、また知り得たとしても筋筋膜性疼痛症候群の存在やそれを治療することの効果を信じていない医療関係者がほとんどです。そして未だに現代医学は「痛みの原因は骨や関節の異常説」の立場をとっています。

「筋筋膜性疼痛症候群」の詳細については、「トリガーポイント研究所」のウェブサイトや、医師による筋筋膜性疼痛症候群の研究組織である「MPS研究会」のウェブサイト、そして患者さんの立場から「筋筋膜性疼痛症候群」を説明している、「MPS患者ネットワーク」のウェブサイトを参照してください。

また、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生が書かれた「トリガーポイントブロックで腰痛は治る! 」を読まれることをお勧めします。

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)が引き起こす症状

何ヶ月、何年も続くつらい「神経痛」や「関節痛」。このつらい症状は、椎間板ヘルニアなどの骨や軟骨の異常や骨格の歪みなどが原因とされていますが、実はそうではなく、筋肉に生じた「しこり」が引き起こしています。

信じがたいかもしれませんが、実は、生理学という生物の仕組みを物質レベルで調べている学問では、骨などが神経を圧迫した場合に、その神経の行き先で麻痺(まひ、感覚が無い、動かない)が生じるが、痛みやしびれが起きるという理論はありません。一方で、椎間板ヘルニアなど神経圧迫が原因の痛みと診断された人には、ほぼ間違えなく「しこり」が見つかります。

この「しこり」をトリガーポイントと呼び、トリガーポイントが引き起こす様々な症状を「筋筋膜性疼痛症候群」と言います。トリガーポイントは「腰痛」「肩こり」「偏頭痛」「膝関節痛」など、様々な痛みやこりの元となると共に、「めまい」「吐き気」「動悸」「不整脈」「血圧の変動」などの不定愁訴を起こします。そしてこれらの痛みや不定愁訴は身体活動に障害をもたらし、気分を落ち込ませ、人生の質を低下させて行きます。

しかし、この考え方は現代医学から取り残されてしまっていますので、整体やカイロプラクティックなどの治療家の方々はもちろんのこと、整形外科医の方々もこの事を知る事無く治療をされている事が多いというのが現状です。その為、何年治療を続けても痛みが改善しないばかりか、仕事が続けられなくなったり、日常生活がままならなくなるなど、人生の質が低下し、甚大な影響が出ている方も少なくありません。

痛みの治療方法

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)により発生しているトリガーポイントをやさしく圧迫したり、ゆっくりとしたストレッチングをして行くと、この「しこり」が解けて、痛みやこりが軽減し身体の動きが楽になると共に、不定愁訴が改善されてきます。

ラムサグループでは、このトリガーポイントを弛めて痛みを解放する「トリガーポイント・セラピー(整体)」と、自分でも出来るエクササイズとして「メディカル・ヨガ」を開催しています。