筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

トリガーポイントセラピー

トリガーポイントセラピー(整体)は「痛み」や「こり」の元となっている筋肉や靱帯に生じたしこり(トリガーポイント)を見つけそれを弛めることで症状が緩和させる整体法です。トリガーポイントが生じる原因として、

  • 交通事故、転倒などによる損傷
  • 筋肉への過負荷(姿勢の偏り、身体の使い方の癖)
  • 内臓機能の低下

などが挙げられます。これらの問題をチェックし解決して行きます。自己治療法のアドバイスも行っています。  

治療の流れ·特徴

 問診 ⇒ 動診・触診 ⇒ 原因筋の推定 ⇒ 全体を整える ⇒ トリガーポイントを弛める ⇒ 日常のアドバイス

問診を大切にしています 

交通事故やひどい転倒などで損傷を受けた場合、防御の反応と心理的緊張が相まって身体に強い緊張をもたらします。特に衝撃が加わった部分にはことさら強い緊張が生じます。この緊張は受傷時の痛みが無くなった後も数年、場合によっては数十年も残っていることがあります。

その部分が常に緊張しているためそこから周囲に影響が出始め徐々に全身の緊張へと変わって行く事もあります。その為、現在痛みを感じている所の施術も大切ですがこの痛みの元となった緊張を見つけ出し弛める事が重要です。ラムサでは受診時に「受傷歴」や「手術歴」などをお聞きし施術方針を立てています。

動診、触診で原因筋を推定します 

身体が動かしにくいという動作制限が起きている時は伸ばされる側の筋肉にトリガーポイントが潜在している事を示しています。また動作をすると強い痛みを発する場合は短縮して行く筋肉や、力が入っている筋肉に活性化したトリガーポイントが存在している事を示しています。

このことから実際に身体を動かして頂くことで原因となっている筋肉を推定し触診してトリガーポイントが存在しているかどうかを確認して行きます。

バランス調整を行います(全体を整える)

私たちは身体の使い方の癖や、筋肉の状態などにより身体のバランスが偏っています。そこで、次の3つのバランスをチェックし、バランス修正を行います。

  1. 左右バランス
  2. 前後バランス
  3. 捻れバランス

この調整をするだけでも身体の緊張が緩み呼吸が深くなることを実感できます。

身体はユニットとして機能していますので、身体の内外の障害や刺激に対してユニットとして反応します。従って、身体のどこかに異常が起きても、身体全体で反応しています。身体全体をまず整える事で、筋の緊張やトリガーポイントが消えてしまいます。

痛み治療の第一は「筋の過緊張」と「過敏性」の緩和

筋が過緊張になったり、ちょっとした刺激でも強い痛みを感じる過敏性が生じるには、下記のようにいくつかの要因があります。

  • 関節のブロック(特にキー領域)
  • 内臓機能の低下
  • 隔膜のブロック
  • 皮膚の過敏性
  • 前方牽引姿勢

トリガーポイントが遠くへ痛みを放散したり、「めまい」や「不整脈」などさまざまな自律神経現象を引き起こすので、原因となっているトリガーポイントを見つけて弛めると、つらい症状が改善しますが、筋の過緊張や過敏性がある場合は、トリガーポイントが弛みにくく、一旦は良くなってもすぐに再発します。

従って、筋の過緊張や過敏性をもたらす要因があるのかどうかをチェックし、それらを改善することを施術の第一義としています。遠回りのように感じられるかと思いますが、実はこの手順を踏むことで、痛みや自律神経現象など症状が速やかに改善して行きます。

トリガーポイントを弛めます

トリガーポイント セラピー

問診や動診、触診で探し出したトリガーポイントを弛める施術を行います。施術はトリガーポイントを「つまむ」「押す」「伸ばす」という作業で行います。トリガーポイントが活性化している所は過敏性が増していますので小さな刺激でも強く痛む事がよく見られます。その為、患者さんの痛み度合いをお聞きしながらゆっくり丁寧に施術して行きます。

30秒から90秒ほどで過敏性が減少しトリガーポイントを含む筋肉の緊張が弛み始めます。痛みが楽になり、身体の緊張が減ると共に「身体が温かくなってきた」「息がスムーズに入るように感じる」「頭がスッキリしてきた」などを実感される方も多くおられます。

日常のアドバイスを行います

トリガーポイントが痛みを発するようになっても数日もしくは数週間で楽になる場合と何ヶ月も何年も続く場合があります。また、定期的に同じ場所が痛むタイプの方と腰が治ったら膝、膝が治ったと思ったら肩が痛むなど次々に痛みが拡がって行くタイプの方がおられます。

この違いは体質的な問題もありますが「構造的な問題」と「生理的問題」があるとされます。

【構造的な問題】

  1. 脚の長さに差がある
  2. 骨盤の大きさに差がある
  3. 上腕の長さに差がある
  4. モートン足構造である(足の第2指の中足骨が長い構造)
  5. 筋の酷使や日常的、反復的な使用

【生理的な問題】

  1. ビタミン摂取のアンバランス
  2. 甲状腺機能低下症
  3. 低血糖症
  4. 痛風体質

このような問題を抱えておられる場合、日常の生活習慣のアドバイスを行っています。

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